【中国7】たくさんのパンダ、そして幻の動物四不象を求めて北京動物園へ行ってみた

VOL.24 1996年11月26日 北京

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北京動物園

北京は広く、人が多く、とても疲れる街である。

今日は本当に寒い一日だった。風が強く、土埃が舞い、こんな日は出歩くことなく、部屋で一日、本を読んでおけばよかったのだが、僕は動物園に出かけてしまった。

せっかく動物園に行ったのに、寒いがゆえに、ほとんど歩を緩めず、通り過ぎた。パンダも寒くて丸まっていた。室内にも3頭いたが、野外に放り出されているパンダもいた。

日本なら、すごく大切に大切に、過保護なくらいに育てられているのに、中国では厳しく飼われている。

動物の種類が多く、敷地も広いのだが、どれもこれも淋しげだった。

シロクマも汚くて、みすぼらしかった。

四不象

僕は「四不象」という野生では絶滅した動物を見たかったのだけど、結局見つけることができなかった。

鹿の一種だと聞いていたので、鹿のエリアを何度も往復したのだが、分からなかった。飼育員らしい人に「四不象」と書いた紙を見せてみるが、何人に訊ねても、分からなかった。

今思うと、動物名のところに「四不象」と書かれているのではなかったのかもしれない。飼育員の何人かが示した鹿のエリアには「四不象」と書かれていなかったので、違うと思って、ほかをさがしたが、あれが四不象だったのかもしれない。もう二度と来ることがないだけに、残念なことをした。

北京のレストラン

北京西駅に行き、西安行きの切符を買った。煙台→北京の時と同じ17時間かかるのに、西安行きは149元とかなり高かった。この違いは何なのか。直快と特快の違いが大きいのか。

27日と28日のどちらに北京を発つか迷ったが、ホテルの部屋が薄暗く、ルームメイトの白人たちもとっつきにくいので、早めに出ることにした。だから、今日が北京最後の夜になる。

最後に北京ダックを食べたかったのだけど、一緒に食べる仲間が見つからず、結局毎日通っているレストランに行くことになった。

このホテルの前にあるレストランは、1日行かなかっただけだ。レストランというより、こじんまりした食堂のような店だが、安くて、うまくて、居心地がいい店だった。

今日の家計簿

  • マクドナルドのホットコーヒー 3.5元
  • 動物園 3元
  • 煎もち 1.8元
  • 北京西駅→西安(硬座) 149元
  • 写真現像 17.8元
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