【韓国3】釜山を経ちソウルに向かう。いよいよバックパッカーの旅らしくなってきた

ソウルへ
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VOL.7 ソウルへ

釜山からソウルへ

釜山からソウルには高速バスを使うことにした。

その日の電車の指定席が取れないことが分かると、ヨシダさんはすぐに高速バスで行くことを選択した。バスの乗り場に向かう際も道を訊ねながら探したが、ヨシダさんは頼りになった。よく愛想笑いをしてはいたが、動じない態度が旅慣れているようにも感じた。

ソウルでは、以前ヨシダさんが泊まったというテーウィン旅館に泊まることにした。ドミトリー(※)で8,000₩。宿のあちこちに欧米人が何人もいて、初めてやってきた僕には異様に感じる雰囲気であったが、ヨシダさんによると、どこの安宿も同じような雰囲気らしい。

※ドミトリー:相部屋の宿泊

2畳ほどの狭くて暗いスペースに大家らしきおばちゃんが、ドアも開けっ放しで、毛布だけかぶって寝転がっていた。

そのスペースの外では、欧米人、韓国人、日本人いろんな人種がウロウロしている。

ある一角には売店のような場所があった。机があり、机の上には小物がいくつも置かれていて、ドアにはぶら下げられるだけ服がかけられてあった。

ヨシダさんにこの一角は何かと訊いてみると、コンパートメントというらしく、長期滞在者用の部屋らしい。1〜2年コンパートメントで暮らす人は少なくないらしい。アパートを借りるよりもよっぽど安くすむらしい。ここで暮らしながら、昼間は英語教師などの仕事をしている人が多いそうだ。

本館は満室らしく、僕たちは別館に案内された。

僕たちの部屋は2段ベッドが4つあり、先客は黒人が1人いた。僕たちが少ししゃべっていると、その黒人はあからさまに不機嫌な顔をして布団をかぶった。

ヨシダさんと一緒に、昼ご飯を食べに行った。

韓国では、何か料理を頼むと、キムチやナムルがついてくることが多い。僕はチャーハンを頼んだのだが、白菜キムチやカクテキやナムルや厚揚げなど、小皿がたくさんついてきた。

それで2,500₩。高くはないが、外食を続けていると、お金がなくなるのが早くなるのは明らかだった。数日の旅ではないので、いろんな体験をしながらも、我慢も必要だ。

ヨシダさんとは別れて、僕は一人でソウルの街を歩いた。

韓国の英雄李舜臣将軍の銅像に見て、そこからシティホールを外から眺めて、いつの間にか屋台が立ち並ぶ市場に着いた。

生ダコとか、鳥のバーベキューとか、いろんなものが売られていた。少し前に昼ご飯を食べたところだったので、ほとんどやり過ごしていたが、せっかく市場に来たのだから、生ダコと巻き寿司のキンパを買ってみた。代金は7,000ウォン。日本円にして1,000円近い。意外と高いものである。

家計簿

  • 釜山→ソウルの高速バス 18,700₩
  • チャーハン 2,500₩
  • じゃがいも山盛り 2,000₩
  • 生ダコ・キンパ 7,000₩
  • テーウィン旅館(ドミトリー) 8,000₩
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